フレックスタイム


バブルの頃は存在していたが、その後ほぼ絶滅したと思われる勤務制度。
IT業界は、バブル時にはフレックス導入に積極的だったらしいが、肌荒れもしみも影も形もない。少なくとも派遣でやっている限り、自分で出勤時間を決めることは出来ない。

なんで昔はフレックスが有ったのに、今は無いのかというのを、業界に長い人に聞いてみたことがある。返ってきた答えは、「あれは実質上はシフト勤務」というものだった。

バブルの頃は、とにかく仕事がたくさんあったので、作る端からどんどん売れていくので、作る現場は一日二交代とか三交代にして、とにかくガンガン作るという体制だったそうだ。要するに現場はシフト勤務だったのだが、真っ正直にシフト勤務してますということにすると、法制上だか税制上だか契約上で色々面倒なことがあるらしく、表向きはシフト勤務(雇用側が勤務時間を指定)ではなく、フレックス(勤務時間は自己裁量)として、各労働者が勝手に早出したり、遅出してますという建前にしてあったんだそうな。

バブルが弾けて仕事が減ると、シフト勤務にしてまで大量に生産する必要はないので、フレックス(と言う名のシフト勤務)は絶滅したとのこと。

バブルの頃は、金があって企業の雰囲気が大らかだったからフレックスが有ったみたいなイメージがなんとなく有ったのだが、金があったから大らかとか、金がなくなったから綱紀粛正といった精神論は全く関係なく、たくさん生産したかったかどうかだけというのが真相らしい。何事にも因果はあるものだ。